IDプロジェクト

STRUCTURE

安全をしっかり見守る
強固な構造

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■衛生的で効率の良い給水方式を採用

●直結増圧給水方式
配水管からの水圧をポンプで増圧して給水する直結増圧給水方式。

●給水方法
給水管からの水圧をポンプで増圧して給水する直結増圧給水方式は、同時使用時の水圧の変動が少なく、受水槽を設けないため小スペースに設置できます。また水を貯留しないので、つねに新しい水を供給できるため衛生的です。住戸のどのフロアにも常に安定した給水を確保するために、この直結増圧給水方式を採用しています。

■タイルの引っ張り試験

貼り終わったタイルは接着力試験機を用いて引っ張り試験を実施しています。

■構造スリット

壁付の柱は地震時に力が集中し、損傷しやすくなります。適切に構造スリットを設けることで力の集中を回避し、建物の倒壊・崩壊を抑えることが可能です。腰壁や袖壁などに構造スリットを設けて建物を守っています。

※一部除く

■建物の防水・断熱性能

外気に接する最上階の屋根部分にさまざまな工夫がなされています。一つ目はコンクリート躯体で勾配をとり、室内への雨漏りの原因となる水たまりができないように考慮し、アスファルトによる防水処理を行っています。二つ目は外断熱(一部内断熱)処理。これはコンクリートの外で断熱し、外気の寒暖を遮断することで冷暖房効果を高め、結露やひび割れの発生を軽減する効果があります。

■玄関ドアには対震枠を採用

玄関には、枠とドアのクリアランスを通常より広く取った対震ドアを採用しました。これにより、地震で枠が変形しても、ドア本体の変形を防ぎ地震時でもドアを開閉できるよう配慮しています。

■対震枠
上下の枠は傾斜形状になっており、ドアと枠のクリアランスが大きいため、固く閉ざされることはありません。

■対震ストライク
地震時、ラッチおよびデッドボルトはあらゆる方向に動き、側圧がかかった状態で止まります。対震ストライクは、外圧がかかるとステンレスカバーがつぶれて、ラッチおよびデッドボルトへの側圧をやわらげますので、通常の力で解錠できます。

■バルコニー避難ハッチ

万一、火災が発生した場合に廊下側だけでなく、バルコニーからも地上などへ速やかに避難できるように、バルコニーに避難ハッチを設けました。避難ハッチのない住戸部分には避難はしごを設置しています。

※一部除く

■開口部補強筋

窓など開口部の四隅に補強筋を斜めに施工。ひび割れ対策を強化しています。

※一部除く

■ひび割れ防止対策

コンクリートは、経年による乾燥の際に、ひび割れを生じる場合がありますので外壁の要所に誘発目地を設け、その他の場所でひび割れを生じにくくしています。

※一部除く


■暮らしがいつまでも快適で
あり続けるために「長期修繕計画」

新築の快適で安心な状態を維持し、建物の寿命をできるだけ長く保持するための備えが「長期修繕計画」です。屋上防水や鉄部塗装、外壁の改修・修繕や給排水設備のメンテナンスが中心となりますが、このほかにも様々な項目が修繕の対象となります。したがって、それぞれの項目について修繕時期を細かく設定し、修繕を行っていくことが重要です。また、修繕に必要な資金も計画的に積み立てていくことになります。安心の実績を誇る管理会社である「三菱地所コミュニティ株式会社」では、その実績の中で培った建物の保守・修繕のノウハウを活かした長期修繕計画を提案いたします。

■本プロジェクトを支える、
安心の実績を誇るパートナー。

安心で快適な暮らしを叶えるためには行き届いたマンション管理が必要です。皆様の良質なコミュニティ形成に寄与するべく、三菱地所コミュニティによった細やかな管理サービスをご提供。安全・安心・資産維持に向けた適切な建物点検の実績はもちろん、日常からの管理活動をしっかりとサポートし、皆様に充実したサービスを提供します。

■住まいの安心を第三者評価機関が評価 [住宅性能評価]

構造の安定に関すること

  • 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)
  • 耐震等級(構造躯体の損傷防止)
  • その他(地震に対する構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止)
  • 耐風等級(構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止)
  • 耐積雪等級(構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止)
  • 地盤又は杭の許容支持力等及びその設定方法
  • 基礎の構造方法及び型式等

劣化の軽減に関すること

  • 劣化対策等級(構造躯体等)

維持管理・更新への配慮に関すること

  • 維持管理対策等級(共用配管)
  • 更新対策(共用排水管)

■住宅瑕疵担保責任保険

住宅構造部分に瑕疵があった場合に備えて瑕疵担保責任を確実に履行する為の資力確保措置を講じています。

■アフターサービス

主要構造部分10年保証に加えて、1年点検、2年点検を実施いたします。各項目保証期間の補修を無償で行う安心のプログラムです。

■【フラット35】S
対象マンション

劣化対策等級3及び維持管理対策等級2の技術基準適合証明書を取得しているマンションです。


■耐震を考えた構造安定に関する基礎知識

ベルジェンドシリーズでは柱や梁、主要な壁や基礎などの構造躯体の強さ、それを十分に発揮するための全体となる基礎、地盤に関する情報も重要視し、マンション事業に取り組んでいます。

■杭基礎

●杭基礎工法
(ベルジェンド横濱上大岡ミッドマークス)

アースドリル工法に依るコンクリート杭(建物基礎下端)を支持地盤に打ち込み、建物をしっかり支えます。試掘による土質資料の採取を行い土質標本資料と対比し、支持層への到達を確認しております。

●ベタ基礎工法
(ベルジェンド横濱蒔田パークレジデンス)

支持層が地表付近にあるため、建築物の加重を基礎を通して支持地盤に直接支持する強固な基礎構造を採用しています。

■コンクリートチェック

工場から建築現場に届いたコンクリートは、受入検査で入念にチェックされます。チェック項目はコンクリートの硬さ、空気量、塩分含有量、温度など、150㎥ごとの検査をクリアしたコンクリートがポンプ車により送られ、型枠に流し込まれます。

※捨てコンクリート等を除く

■工事段階での現場管理

ベルジェンドシリーズでは、工事段階でも厳しいチェックを行っています。まずは定期的に担当者にて現場で工程内チェックを行い、品質管理を随時行っています。

■コンクリートスランプ試験

スランプとは凝固前の生コンクリートの流動性(やわらかさ)を示す値です。スランプの値が大きくなるほど流動性の高い生コンクリートだと言えます。コンクリートスランプ試験を行い、流動性が適切であるかチェックをしています。

※捨てコンクリート等を除く

■圧縮強度試験

硬化したコンクリートが、外力に対してどのような強さを持つかを見る目安が強度です。JIS認定工業にてコンクリート技士による管理のもと配合されたコンクリートの一部を、現場でサンプルとして採取し、圧縮強度試験を行っています。一定の期間が経過した後、固まったコンクリートに実際に圧力を加え、設定した以上の強度があることを確認しています。

※捨てコンクリート等を除く

■コンクリート強度
(設計基準強度)

本設計では、一般的なコンクリートよりも強度を強め、設計基準強度Fc=30〜36N/㎟としました。これは1㎡当たり約3,000〜約3,600トンもの重量を支えられることを示しています。

※蒔田はFc=30N/㎟〜33N/㎟となります。

※「建築工事標準仕様書・同解説JASS5鉄筋コンクリート工事2015(日本建築学会編)」の考え方を引用※構造体の大規模補修不要予定期間:大規模補修を必要とすることなく、鉄筋腐食やコンクリートの重大な劣化が生じないことが予想できる期間※供用限界期間:継続使用のために、構造体の大規模補修が必要となることが予想される期間※コンクリートの構造設計の際に基準とするコンクリートの圧縮強度、材齢は28日を標準としています。

■コンクリート水セメント比
(コンクリートの強度を表す指標のひとつ)

水セメント比はコンクリートを作る時の主要な材料である水とセメントの割合です。水量をW、セメント量をCとすると「W/C」の百分率で示されます。水の量が少ないほど強度が高くなり耐久性はアップします。水セメント比を基礎を含む上部躯体部分は50%以下としました。(一部除く)

中性化とは…
コンクリートは空気中の炭酸ガスと結びついて、アルカリ性から中性に変化します。この現象を中性化といい、表面から長い年月をかけて徐々に広がっていきます。中性化が進むと、鉄筋を酸化させ、建物の耐久性を損なう恐れが高まります。

■ラーメン構造

柱と梁の接点が変形しにくく、接合する部分がしっかり固定された「剛」接合になっている構造です。住戸内に壁のない自由な空間を作ることができます。

■鉄筋コンクリート構造
(RC構造)

鉄筋コンクリート構造とは、鉄筋とコンクリートを用いた建築の工法です。英語のReinforced-Concrete(補強されたコンクリート)の頭文字からRC構造またはRC造といわれています。鉄筋の座屈や撓み(たわみ)等により曲がりが生じてしまう性質とコンクリートの曲げや引張強度に弱い性質を相互補完する理想的な組み合わせです。

■地盤調査

地盤調査とは、構造物などを建てる際に必要な地盤の性質の把握などを目的として、地盤を調査することです。この調査により、地盤強度などが判明し、設計を行い構造物が施工できるようになります。

■鉄筋

鉄筋コンクリートに用いる鉄筋に、日本工業規格(JIS)に合格した鉄筋を使用しています。大きな力のかかる柱や梁の主筋には、D19以上の物を使用。また、壁や床、フープ、スターラップには、強度を保つために、D10以上の物を使用しています。

※「D」とは鉄筋の太さを表します。

■溶接閉鎖型フープ筋

柱の帯筋の継ぎ目は1本ずつ工場で溶接加工された閉鎖型になっているフープ筋を使用。コンクリートを拘束する能力が高く大地震における粘り強さに優れています。

※一部除く

■生活音に配慮した
二重床・二重天井

遮音性に優れたLL-45等級の二重床システム構造を採用。室内の段差を無くし、将来の配管メンテナンスにも対応。

■戸境壁

集合住宅の住戸と住戸の間を区切っている壁を戸境壁といいます。耐火性能、遮音性能の基準が法令により定められていて、特に防火、遮音性能が強く要求されます。各住戸の戸境壁のコンクリート厚を約180mm確保※1。隣戸の生活音の伝わりを軽減し、プライバシーや遮音性に配慮しています。

※1一部除く

■外壁(室内側)

外壁の室内側は外壁コンクリート(RC)に対し、断熱材を施し、室内環境を保つため下地材と空気層を設け、プラスターボードにビニールクロスを施しています。

■ダブル配筋(耐震壁)

壁の中でも耐震壁と呼ばれる戸境壁(住戸と住戸を隔てる壁)等は、地震時などに建物にかかる水平力のほとんどを負担する重要な部材となります。そのため、耐力に余裕を持たせ、より粘り強くなるように、鉄筋を一列に配置するシングル配筋にかわり、粘り強さを発揮するダブル配筋を採用しています。

■外壁(構造体・仕上)

コンクリート厚を約150mm以上とし、室内側に熱を通しにくい断熱材を吹き付けた建物外壁。断熱性能を高め、冷暖房効率を高めるとともに、カビや結露を抑制します。

■コンクリートかぶり厚

コンクリートを劣化させる原因となるコンクリート内部の鉄筋の腐食を防ぐために、鉄筋を包むコンクリートの厚さ(かぶり厚)を十分に確保しています。

■パイプスペース

パイプスペース廻りは、厚さ約12.5mmのプラスターボードを床と天井のコンクリートスラブ間で貼っています。

※一部除く

■コンクリート

セメントに、水、砂利、砂を加えて混ぜ合わせることにより、化学反応(水和反応)を起こし、固体化させたもので圧縮に対する強度が非常に大きく、主に建築物の荷重を支える構造材として多用されています。

■給水・給湯配管

給水・給湯配管には樹脂管を採用。信頼性に優れ、継ぎ目の加工技術やトラブルによる漏水の防止に有効です。

樹脂管の特長

●衛生的で安心

有害物質の溶出や、錆の発生などにより、水質に影響を及ぼすことのない衛生的なパイプです。

●内面が滑らかで流れがスムーズです

金属管に比べて内面が滑らかで、摩擦抵抗係数が少ないため、ごみなどが付着しにくく、経年変化による流量の低下がありません。

●高い保温・保冷効果

熱伝導率が小さいため、保温・保冷性に優れています。

●優れた耐食性

酸・アルカリなどに優れた耐薬品性を示します。

●電気絶縁性が良好です

優れた電気絶縁性を有することから、金属管とは異なり電食の心配がありません。また、パイプを伝わって漏電を起こすこともありません。

■配筋検査

鉄筋コンクリート造の設計で、地震力等の外力によって構造計算した結果、鉄筋等が決定配置することを「配筋」といい、柱・梁・壁・スラブ・基礎それぞれの鉄筋の配置と、寸法・数量・種別などを示した図面を「構造図」といいます。コンクリートを打ち込む前に、この構造図に基づいて正しく鉄筋が配置されているかを建設施工の工程の一環として工事監理者によって確認しています。又、審査機関(特定工程)の検査を受けます。この配筋検査は強度や耐久性にかかわる重要な検査です。

■住戸内にパイプスペース点検口

トイレやキッチン、浴室などから出る汚水・雑排水は、パイプスペース内を縦に通っている共用排水管を通り排水されます。この共用排水管の点検が行えるように、住戸内には点検口を設けています。

■共用給水管には耐震型
高性能ポリエチレン管

飲料用の給水共用管には高性能ポリエチレン管を採用。高性能ポリエチレン管は耐震性、耐食性に優れており、錆の発生がありませんので衛生的な環境を保てます。

■防火防音措置工法

音の伝導が気になる居室に面するパイプスペースの配管部分の音の伝わりを軽減します。

■排水竪管

キッチン、浴室、トイレなどの排水竪管には
耐火二層管を使用しています。